すきなくらし

映画、ドラマ、小説、舞台等の感想記録と、たまに雑記

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン・コンサート 感想

 

コンサートから一週間が経ちました。
ジャージー・ボーイズ』ファンの皆さん、元気ですか?
私は元気ですが絶賛ロス状態です(笑)

コンサート、最高に楽しみにしていて、最高に楽しんできました!

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』インコンサート

 

‭2018/5/12 東急シアターオーブ

http://www.tohostage.com/jerseyboysconcert/www.tohostage.com

 

 

 

 

 

 

スタッフ

翻訳:小田島恒志
訳詩:高橋亜子
演出:藤田俊太郎

 

キャスト

中川晃教
藤岡正明
中河内雅貴
伊礼彼方
海宝直人
矢崎広
福井晶一
Spi
島健
音楽監督、ピアノ)

感想

もうね、本当に!!!楽しかった!!!最高だった!!!
もうありがとうございます関係者各位。
なんて幸せな時間だったんだろう。

こちらのブログが詳しく公演内容の記録を記してくださっているので、私もこちらを参照しながら記憶を頼りに感想を書いていきたいと思います(笑)ありがとうございます。
私はキャスト的には好きな人にしかほぼ言及しないと思うので、詳しく知りたい方はこちらの方のブログを見てくださいね(笑)
【公演記録】ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン・コンサート: Too Quiet Without Your Voice

さて、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』。
日本版は2016年7月に初演が行われ、今年秋に再演があります。

その再演に先駆けて、新旧キャストによる「世界初の」コンサートが5月12日、13日に東急シアターオーブにて行われました。
私は5月12日のマチソワ参戦。

これを何か月楽しみにしていたことか・・・!胸を高鳴らせ、久々に遠征。
初めての東急シアターオーブ。来日ミュージカルたくさんやってるところですよね。

グッズ売り場はけっこう長蛇の列。私はパンフレットと、半分しぶしぶながらペンライトを購入(笑)いや、ペンライトって後から邪魔だし・・・でもあった方が楽しいかな~と思って一応買いました。結果から言うとなくても良かったかもしれないけど、やっぱりあって良かったです。
Tシャツ可愛いし買えば良かったかな・・・。

「コンサート」ということでひたすら歌が続くのかと思いきや、セリフも多く、ダイジェストのような感じでした。
初演の映像も多く使用されており(それ売ってくれ!とどれだけ思ったことか)、上手い作りだな~と思ったけれど、やっぱり本編観てる人向けかな。観てない人にはさすがにここは分かりにくいのでは、と思うことも。
しかしさすが本編と同じ演出家の藤田さん、上手かったです。
そして意外な人が意外な曲を歌ったり、すごい組み合わせのメンバーだったり。本編ではありえないやつ。これぞコンサートの醍醐味です。

まずは全員で”Ces soirées-là (Oh What a Night) ”。
一人一人にスポットライトが当たり、観客の歓声。キャーですキャー(笑)みんなかっこいいんですよこれが。
アッキーさんの挨拶ありーの、コンサートスタート!

本編と同じように春夏秋冬でそれぞれのメンバーが話を進めます。そしてそこは「コンサート」、歌もそれぞれがそこではメインとなります。

というわけで、春はまずトミー
旧キャストの藤岡さんがいるので、トミーだけ3人います。はっきり言って多いです(笑)
再演には出演しない藤岡さんの立ち位置がどのようなものになるかと思っていたけれど、かなり目立っている。メイントミー、みたいな(笑)セリフも歌も、藤岡さんトミーからスタートです。
目立ち具合には大変満足。ですが!藤岡さん歌少ない!!本編ならまだ我慢しますが、コンサートだからもうちょっと欲しかった~。まあ3人もいるしな・・・それに再演に出ないのにコンサート出てくれただけでもありがたいのか・・・。
というか一曲丸々ソロは伊礼さんしかないのか、トミー。
とりあえずお別れだから藤岡さんトミーもっと聴きたかったです。伊礼さんも好きだけれど。

夏はボブ
私的にかなり美味しいこの季節・・・(笑)
大好きな”Cry for Me"、驚きでした。矢崎さんと海宝くん、Wボブのデュエット。本編で入るフランキーのハモリもこの二人が入れます。
メインメロディーはサビまで矢崎さん、サビから海宝くん。
歌が始まって脳内で「まじかよぉぉぉ!」ってなりました。もうあわあわしてしまった(笑)
矢崎さん・・・本当に上手くなって・・・!!もう素晴らしいよ、延々と聴いてられるよ!!ここ2、3年の歌の成長具合が本当目覚ましいですね。声の伸びが良くなって、深みも出て、声自体も艶が増して、音域も広くなった?元々の素直で優しい歌声に、これらが付け加わってパワーアップしてる近年。ああ好き・・・(笑)
そしてサビからの海宝くんな!もうこの人の歌声はまた別格で。鳥肌立った。
なんなんでしょうもう。これ聴けただけでも私は幸せ絶頂でした。

またこのボブコンビはけっこう多かったんですよ、歌が。
なんとバックコーラスメドレーも。
An Angel Cried”の締めの矢崎さんの声にまたびっくり。こんな声いつ出るように。本当訓練したんだなあ・・・このメンバーに放り込まれるんだもんなあ(笑)

December, 1963 (Oh, What a Night)”はどうなるのかな~と思っていたら、丸々一曲矢崎さんソロ。ありがとうありがとう。
「ああもう 近づく彼女に胸ふるえ」の優しい声がめっちゃツボです(笑)キュンキュンする(笑)
スクリーンどアップのウィンクもありーの。ありがとう(笑)

矢崎さんソロ曲があるということは海宝くんもあります。本編ではフランキーが歌う”My Eyes Adored You”を海宝くんが歌う。もうなんだこの完成度。感動。

Sherry”、”Big Girls Don't Cry”、”Walk Like a Man”、”Dawn (Go Away)”、”Walk Like a Man (reprise)”、このあたりはめっちゃ盛り上がりますよね。テンション最高潮。ずっと最高潮だけど(笑)

あ、順番前後してしまったけれど、”(Who Wears) Short Shorts”を男性メンバーで歌ってたのは笑いました。というか最初ビックリ(笑)
アッキーさん、矢崎さん、藤岡さん、中河内さん、伊礼さん。イントロで各々が決めるポーズがまた良いんですよ!そっからの振り付けも良いんですよ!最高やん(笑)私は矢崎さんと藤岡さん見るだけで必死(笑)
でもこの曲で女性コーラスメンバー出さないってことは、コーラスだけに徹するってこと?と思っていたら、あとで”My Boyfriend's Back”はちゃんと女性4人で歌ってたしね(笑)じゃあなんでこっちは男性にした(笑)全然良いけど!ちょっとお笑いパートですな。

秋はニック。
Spiさんと福井さんもそれぞれソロ曲あり。
好みは福井さんだけど、Spiさんの”Beggin'"カッコよかった。
んーでも福井さん好き。

冬はフランキー。
主役はいつも見せ場盛沢山。アッキーさんやっぱり流石ですわー。
島健さんのピアノソロもあり!
今回のコンサートでは、フランキーの曲を他キャストが歌ってたりしたけど、やっぱりここは譲りませんね。”Can't Take My Eyes Off You”。
あー好き。

ラストもまた、本編と同じ。一人一人のモノローグがあって、去っていきます。
もうここ・・・本当に泣けるんですよ。
やっぱりフランキーのセリフ。「街灯の下で」「ただ音楽だけがあった」。

私今回のコンサートで、なんで『ジャージー・ボーイズ』が好きなのか思い出しました。
私はミュージカル作品は基本的に暗めのものの方が好みなんですよ。『エリザベート』『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』・・・。もちろん例外もありますが。
ジャージー・ボーイズ』の楽曲は実際のフォー・シーズンズフランキー・ヴァリの曲を使用しているので、明るいんですよね。普段本編観ずにサントラばかり聴いてるから、明るい印象が残るのです。が。

やっぱり暗いわこれ。内容自体は暗いんです。
明るいヒット曲の数々。でもストーリーで描かれているのは、人間のドロドロ。怒り、嫉妬、欲、悲しみ、裏切り・・・。こういう人間模様が、辛いけれど人間の生身の姿を描いているから、心に響くんです。

この作品の場合は、そんな内容に楽曲自体は相反しているようで、それでも寄り添っている。本当に良く出来た脚本です。
また日本版の藤田さんの演出も良いんですよね。
そして、そんなドロドロの内容なのに、後味は爽快。すべては過去のこと、過ぎ去ったこと。色々あったけれど、彼らは音楽を愛した。
最高ですよね。

で、コンサートの話に戻りますが。
矢崎さんファンとしてはもう最高で最高で最高でした。東急シアターオーブで矢崎さんの歌がこんなに聴けるなんて・・・しかもどんどんうまくなってるし・・・感動ものですよ本当。もう本当に矢崎さん好きですし矢崎さんのボブが好きです。歌は海宝くんがハンパないけど、トータルして見るとどうしても矢崎さんが好きなんだな〜。
でも私は海宝くんも好きです。海宝くんファンとしても最高。
若干不満なのは、藤岡さんファンとしての私(笑)藤岡さんにも一曲くらいソロ欲しかったですね~。
ただ歌以外の部分でなんか目立ってる人でした(笑)好きですそのトーク力。

まあそんな役者個々のファンとしてではなく。ただ純粋にコンサートを見て。
本当に素晴らしかった・・・・。楽しすぎて、夢のようで、本当にこの時間がずっと続いて欲しかった。終わってほしくなかった。
本編では聴けない組み合わせや、この人がこれ歌うの!?みたいなの、本当贅沢だった。
しばらくは(今も)完全に『ジャージー・ボーイズ』ロスですからね。あんまり本気で記憶を反芻すると、観れない聴けないことが辛すぎて割と本気で涙出そうですからね。

舞台挨拶も楽しかったです。みんなの色がよく出ているコメントをしてるな~と思いました。
さっきも言ったけど、藤岡さんのトーク力好きです(笑)ぜひね、次あるであろう再再演にはカムバックしていただいて。私も藤岡さんのトミーが一番好きよ!(笑)
矢崎さん相変わらずほやほやしていて超可愛い。
赤チーム好きだったなぁ。でも再演も白より青を好きになりそうな予感がします。クセが強いのが好き(笑)

ちなみに初日舞台挨拶はこちらで動画配信されています。

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート【初日舞台挨拶】前編

そういえば、旧チーム赤と新チーム青の板挟みになる矢崎さんがめちゃ可愛かったです。ペンライトを赤にしてないとヤンキー藤岡にすごまれる(笑)(客席も赤にしてないとすごまれる(笑))
そしてソワレだったかな、カーテンコール終えてはける時、藤岡さんにステージ上に押し戻される矢崎さんの図。この2人の絡みは私得。可愛い。藤岡さん兄貴肌な感じだし、みんなの弟みたいな矢崎さん超可愛い。

というかまた今回で矢崎さんと藤岡さんがより好きになりましたよね。
藤岡さんは歌が尋常でなく上手いので忘れがちなんですが、演技も上手いです!!特にこのトミーはなかなかのはまり役だと思うんですよね。歌少ないのはもう仕方ない。
矢崎さんも歌声も好きだし、演技も好き。とてもナチュラルな、嫌味のない芝居をする人。今回はコンサートで芝居部分はダイジェストなためか、やたら可愛さが際立っていた感じですが。本編はもっとビジネスライクな感じ出てたかな、確か。早く観たいです再演。
というか秋なんて嘘でしょ……。

あ、面白かったのが、マチネの伊礼さん。セリフで暴走(笑)詳しくは他の方のブログで(誰か書いてるでしょう(笑))
藤岡さんが素でキョドってたのがたまらなくおかしかったし、笑いやまない客席と本人で、藤岡さんは次のセリフがなかなか言えない(笑)
笑うわあれは。
舞台挨拶でも出てきてますね、その時のこと。
いやー美味しいもん見た。かな(笑)

結局全公演カメラが入っていたそうです。
それは・・・放送か、DVDか、期待しますよね。お願いします、本気で。
日舞台挨拶の司会がWOWOWのアナさんだったし、WOWOW放送あるかな・・・と期待しちゃいますよ。まあ考えたら製作自体WOWOW(と東宝)ですけど。
お願いです、あの楽しさを記憶で終わらせないで、ぜひ映像化を・・・!
ついでに秋の再演の映像化もお願いいたします。

切実にお願いします!!

思いつくままに書いたのでいつも以上にまとまってないですが、終わります(笑)

JBロスのお仲間の方々、秋まで共に頑張って乗り越えましょー!
そして映像化を期待しましょー!(笑)