田村由美作・Netflixアニメ原作漫画『7 SEEDS』感想

人に勧められて、全巻その人に借りて読みました。ありがとうございます。

35巻プラス外伝で、飽きずに読み切れるのか…？本当に面白いのか…？と思っていたのですが、なんのその。
猛烈に面白かったです！！
久しぶりにこんなに面白い漫画を読んだ…！という、強烈な満足感。

あらすじ

「7SEED'」とは政府のあるプロジェクトの名前である。学者らが「近い将来、巨大天体が降り地球は様々な災害に見舞われ、恐竜が滅亡した時と同じような状態になるであろう」と予測した。
人類の滅亡も危ぶまれるこの事態に、各国首脳らが極秘会議を重ねた結果、このプロジェクトが誕生した。それは若く健康な人間を選んで冷凍保存し、地球が災厄に襲われている間眠らせ続け、やがて人が住める状態になったとコンピューターが判断した時に自動解凍を行い放出するというものである。人類の種を災厄が過ぎ去った後の世界にも残そうという壮大な計画であった。
「7SEEDSプロジェクト」は国ごとに行われ、日本では7人ずつ5チーム「春・夏A・夏B・秋・冬」に分かれている。選ばれる基準は様々で、遺伝性の病気や早死にした者・犯罪者が身内にいないこと、本人の健康状態、生殖能力の有無、豊かで問題のない家庭に育った、容姿も麗しい、できればある分野に秀でている、などである。
それでも選びきれずに、最後の基準として、「名前に季語が含まれている」ことを加えた。
wikipedia

感想

ネタバレありで語りだすと、ものすごーく長くなると思うので、とりあえず今回はネタバレなしでいきます。

とにかく面白いです。

もう、ほんの少しでも気になった人は全員読んで！！後悔はさせない！！
とにかく絶対の自信を持っておススメできる作品です。

一言でいうと、近未来（近ではないかも？）SFサバイバルアクションです。

最初は絵が苦手だな～と思ったのですが、読んでいくうちにその絵もだんだん好きになる。というか面白すぎてそれどころではなくなる。

すごく少女漫画な絵ですが、男性も読んだらいいと思う。

設定が設定なので、皆繰り返し、かなり過酷な状況に追い込まれます。それをいかにして乗り越え、生き延びるか。
登場人物はかなり多いのですが、皆かなりのキャラ立ちで、最終的には全員好きになる勢い。
しかしこれだけの人数がいれば、もちろん人間関係での対立も生まれ。
一部の人物の、壮絶な過去もあり。

この全てが変わってしまった世界での、生き死にのかかったサバイバル。敵は自然と、得体のしれない生き物たち。過去の遺物は助けになるものもあるし、危機に陥らせるものもある。
そして人間同士の友情、愛情、憎しみ、悲しみ、後悔など、様々な思いが渦を巻くように読み手に迫ってきて、この世界から抜けられなくなります。

涙なしでは読めないです。
途中から毎巻、号泣しながら読んでいました。

上記で述べたように、最終的には全員を好きになってしまうのですが、その中でもやはりお気に入りがいて、私は

春のチーム：花
夏のAチーム：安吾、小瑠璃、源五郎
冬のチーム：新巻

あたりが特に好きです。

読んだ方ならわかると思いましが、花ちゃんと安吾が一番好きというのは、なんとも板挟みなこの気持ち…。

花ちゃんはあの強さがとても憧れる。あとすごく可愛い(笑)
新巻さんは優しさ誠実さに加え、孤独感が胸に迫る。辛い。
安吾は…猛烈に可哀想。この世界でのこの展開も、違う未来もあったはずなのに、って。彼にまつわるエピソードはとにかく辛い。でも彼本来の優しさが好き。
小瑠璃ちゃんは純で、源五郎くんはあのひょうひょうとしたところと動物を愛してやまないとこが好き。

というか、結局みんな好きなんですけどね！あれを読んでたらみんな好きになりますよ！！

なお、6月28日より、ネットフリックスにてアニメの配信が始まります。

アニメ『7 SEEDS』公式サイト
 netflixサイト

すごく絵が微妙に見えますが、大丈夫でしょうか？(笑)

でも漫画があまりにも面白かったので、アニメもとりあえずですが観ますよ！
netflixにはもともと入ってるし。

漫画を読んだことがない皆さんはぜひ漫画を！
漫画ファンの方はアニメを観てください、Twitterで語りましょう(笑)