すきなくらし

映画、ドラマ、小説、舞台等の感想記録と、たまに雑記

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想

観ましたよーハリウッド版ゴジラの最新作!!
と言っても自分がとても楽しみにしてたわけではなく、特撮好きの父に誘われて行ってきました。
前作の内容も頭から消えてる。

でもなんだかんだ楽しみだったので、予習とも言えない予習(こちら)もしてました(笑)

軽く感想を置いときます。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019年/アメリ

出演

カイル・チャンドラー
ベラ・ファーミガ
ミリー・ボビー・ブラウン
ブラッドリー・ウィットフォード
サリー・ホーキンス
チャールズ・ダンス
トーマス・ミドルディッチ
アイシャ・ハインズ
オシェア・ジャクソン・Jr.
デビッド・ストラザーン
渡辺謙芹沢猪四郎
チャン・ツィイー

スタッフ

監督:マイケル・ドハティ
製作:メアリー・ペアレント、アレックス・ガルシア、トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、ブライアン・ロジャース
製作総指揮:ザック・シールズ、バリー・H・ウォルドマン、松岡宏泰、大田圭二、ダン・リン、ロイ・リー、坂野義光、奥平謙二
原案:マックス・ボレンスタイン、マイケル・ドハティ、ザック・シールズ
脚本:マイケル・ドハティ、ザック・シールズ
撮影:ローレンス・シャー
美術:スコット・チャンブリス
音楽:ベアー・マクレアリー
視覚効果監修:ギョーム・ロシェロン

解説

日本が生んだ怪獣王ゴジラをハリウッドが映画化した「GODZILLA ゴジラ」(2014)のシリーズ第2作。前作から5年後の世界を舞台に、モスララドンキングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちとゴジラが、世界の覇権をかけて戦いを繰り広げる。また、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと、未確認生物特務機関「モナーク」に属する人々が奮闘する姿を描く。「X-MEN:アポカリプス」「スーパーマン リターンズ」などで原案や脚本を担当してきたマイケル・ドハティが、脚本を手がけたほか自らメガホンもとった。前作から引き続き、芹沢猪四郎博士役を演じた渡辺謙が出演するほか、カイル・チャンドラー、ベラ・ファーミガ、サリー・ホーキンスチャン・ツィイー、大人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンらが共演。

映画.com

感想

ネタバレなし感想

巷ではなかなかの盛り上がりを見せてるようですね。

私は、普通でした(笑)
良くもなく悪くもなく……。

Twitterで「人間ドラマがない」論争が起こってるらしい……とチラッと目にしましたが、私はむしろ「もっと人間ドラマカットしてもいいんじゃない?」と思ったクチです。
どうも人間ドラマ部分が邪魔……というか。 ノイズになってるというか。怪獣部分と人間部分のバランスが上手くいってないというか、どっちつかずなのかなーという個人的な印象を受けました。

そもそも、あのメインの家族があんまり好きじゃないのが大きい。
というか好きな人間キャラがいない。

ま、渡辺謙演じる芹沢博士は、なかなか美味しいなーと思いましたが。

脚本がいまいちという印象。

肝心要の怪獣たちは、迫力と神々しさが凄い!

ゴジラはいかつすぎて、日本版のゴジラ可愛かったな~(シン・ゴジラではなく古い方)となりましたが。まあ怪獣たちは全体的にいかついですよね。ごつい。

モスラが美しい
モスラが一番好きです。慈愛の女神ですねあれは。

キングギドラも迫力満点でなかなか怖くて良かったのですが、ラドンは最後のあれが一番強烈に印象に残るという……(笑)
Twitterで変なあだ名付いてるのも見ちゃったしね。

怪獣のシーンは、どれも絵になりますね。どこを切り取ってもそのままポスターに出来そう。
映像が良かったです。

ところで怪獣たち、目や顔の動きがすごくジュラシックパークシリーズの恐竜っぽいなーと思いました。

私はゴジラ達には特段思い入れがないので、こんなぬるい感想ですが、思い入れが強い人はどうなんでしょう。
そういう人ほど興奮、絶賛かな、と思ったら、私の父はそうではなかったです。「複雑な気分」と連呼してました。
結局ゴジラという作品、キャラクターのどういうところに惹かれてるかによって、新作に対する評価は変わるんでしょう。当たり前ですが。

お次はキングコングと戦うんですよね。

日本版の『キングコング対ゴジラ』を観ましたが、あれはキングコングが可哀想という感想が拭えない私。だって人間に無理やり連れてこられてゴジラと戦わされるんですよ。可哀想でしょ。
ハリウッド版はどんな風に戦うのかな。

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私そもそも同ユニバースの『キングコング:髑髏島の巨神』を観てないので、次の公開までにこれは観ておきたいですね。

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吹き替えの感想

大失態なんですが、字幕の回だと勘違いして行ったら吹き替えでした。普段洋画は字幕一択なんですが。
誰が声を当ててるのか知らないまま観てました。
メインの家族3人の吹き替えの感想を残しときます。

マークの声は、演技は割と上手いが、滑舌がやや気になる。しかし何より決定的に、声自体が合っていない。
後で田中圭と知り、そりゃあかんだろ、と。もっと年上の人選びなよ……演技は悪くないだけに可哀想だよ……。

エマは微妙。ド下手と言うほどではないけど、まあ上手くはない。

マディソンがダントツで上手い。芦田愛菜パイセンでしたか、恐れ入りました。

あと渡辺謙渡辺謙吹き替えは普通に上手かったです。

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ネタバレあり感想

※以下ネタバレあり

メインの怪獣たち、ゴジラキングギドラモスララドン
先日観た『三大怪獣』の影響で、なんとなくその印象のそのまま、キングギドラvsゴジラモスララドンだと思ってたんですよ。

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だから、ゴジラのために戦うモスララドンが攻撃した時、ナチュラルにビックリしました(笑)
え、ラドンは敵なの!?って。
ゴジラモスラと一緒に戦ってくれるんじゃないの!?

でもラドンは、最後はゴジラにひれ伏すでしょう。(ラドンだけではないが)
負けて、ゴジラを「キング・オブ・モンスターズ」って認めたってことでしょうが、いやぁ調子良いな(笑) 動物だしそんなもんか。人間もそうですしね。

モスラは『三大怪獣』では地球のために戦うわけですが、今作のモスラゴジラのために戦ってますよね。ゴジラへの愛が深いというか。
前者はみんなの味方、良い子ちゃんモスラだけど、後者はゴジラのために尽くす女神……って感じ。

モスラは本当に神々しかったです、美しかった。
でも幼虫パートももう少し欲しかった。

人間パートですが、エマ・ラッセル博士には本気でイライラしていました。
信念を貫くこと自体は大事かもしれないけどね……。

準主役的なポジションだから出番も多く、あのキャラクターをずっと観てることは、しんどい部分もありました。
人類のため、地球のためと言いつつ、勝手すぎますよね。
マディソンが危ないって時に、「私はすでに息子を一人亡くしてる」(からこの子も失う訳にはいかない)と言いますけど、いやいやあなたのせいで、数えきれない人が娘や息子を失ってますけどね!?と、ツッコミが止まらなかったです。
ここで「自分も家族も犠牲になっていい」くらいだったら、ある意味公平なんですが……。
結局、自分と家族は大事だけど、その他の人には犠牲になってもらうという、なんという身勝手さ……酷かった……。
最後は自分を犠牲にしますけどね。

人間ではやはり芹沢博士が良かったかな。
勝手にちょい役だと思っていたけど、見せ場ばっちり。
最期のシーンは良かったです。ゴジラに触れるところ、ぐっときた。

しかし芹沢博士死んでしまったら、日本人いないけど!?
次は次で、日本人キャスト誰か出るんでしょうか?
ゴジラなんだから、一人くらい日本人いて欲しい…と思う日本人の私。

ところでこの芹沢博士、一番初めの『ゴジラ』の芹沢博士とどういう関係だと思います!?
子孫ですか?それともただ名前を同じにしただけ?
その辺の設定について、明らかにされてるんでしょうか。

前作、今作の渡辺謙演じる芹沢博士は、下の名前が「猪四郎」なので、リスペクトはとても感じます。(本多猪四郎監督から取ってますよね)

リスペクトと言えば、音楽も、ね。ゴジラモスラのテーマが!あれはアガりますね~!

あとはミリーちゃんが良かったです。マディソンというキャラクターもですが、ミリーちゃんの演技が良かった。

ゴジラがやってきたのを見てニヤリとするシーンがあったかと思いますが、あの表情がすごく好きです(笑)

終わりに

正直普通だったし、ふーんって感じだったのですが、怪獣の迫力や映像の美しさは良かったので、次作の脚本は自分に合うことを期待します。
(なんだかんだ言って次も観るつもり)