『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』感想 エンドゲーム後の世界
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ3の最後を締めくくる、スパイダーマン単独作の2作目が6/28に公開されました。
昨日観に行ってきましたので、とりとめもないネタバレ感想。
内容紹介
若手俳優のトム・ホランドが新たにスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じ、「アベンジャーズ」を中心とした「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界に参戦した「スパイダーマン ホームカミング」の続編。「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーが真のヒーローへと成長していく姿を描く。夏休みに学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かけたピーターの前に、元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが現れる。一方、ヨーロッパの各都市をはじめ世界各国には、炎や水など自然の力を操るクリーチャーが出現。世界に危機が迫るなか、ニックは「別の世界」からやってきたという男ベックをピーターに引き合わせる。監督は、前作に続いてジョン・ワッツが務めた。ベック役に「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホール。
映画.com
スタッフ
監督:ジョン・ワッツ
製作:ケビン・ファイギ、エイミー・パスカル
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、トーマス・M・ハメル、エリック・ハウサーマン・キャロル、レイチェル・オコナー、スタン・リー、アビ・アラド、マット・トルマック
原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ
脚本:クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ
キャスト
トム・ホランド
サミュエル・L・ジャクソン
ゼンデイヤ
コビー・スマルダース
ジョン・ファブロー
J・B・スムーブ
ジェイコブ・バタロン
マーティン・スター
マリサ・トメイ
ジェイク・ギレンホール
感想
※ネタバレあり
『アベンジャーズ』のエンドゲームで、世界のファンを強烈なカタルシスに包んだ後、最初の公開作品がこのスパイダーマン新作。
予告を観てはわくわくし、ジェイク・ギレンホールのカッコよさにニヤけ、更に公開初日からのTwitterのタイムラインは絶賛にあふれ、とても期待しながら観に行きました。
期待を裏切らない!!!
最高に面白かったですありがとう!!
これをエンドゲームのすぐ後に公開してくれてありがとう!!
これを観なければ終わらない!!
私はホームカミングよりも今作の方が好きです。面白い。
冒頭の追悼が、なにこの変にベタに泣かせにかかってきてるやつ、と思ったら、高校生編集映像だった件(笑)
でもあれを観て、ああ本当に彼らはいなくなってしまったんだと実感しましたよ。
私ゆるいファンなので、なんだかんだエンドゲーム1回しか観に行かなかったのです。
もう本当にいないんだな…みんなのヒーロー…。
と、センチメンタルな気分に浸る隙もほぼ与えず、すぐ明るいスパイダーマンの世界へ。
今回は色恋がばっちり絡みます!!
高校生の恋愛!!!!
めちゃめちゃかわいい!!!!
キュートでピュアですごくニヤニヤします。
アメリカの高校生の恋愛なんてね??すごくませてるイメージじゃないですか??日本もそうかもしれませんが!!!
なのにこの!!!ピーターとMJの恋のかわいらしさ!!!
もうおばちゃんメロメロですよ。
恋愛模様も良いし、ネッドとの友情模様も相変わらず良いし。ポジティブなキラキラっぷりも素敵だけど、学校生活での高校生らしい屈折とか嫉妬とか虚栄心とか。
青春劇としてまず最高。
今も変わらぬトム・ホランドのキュートさと、何故かいつまでも保たれるフレッシュさが、この青春劇の素晴らしさを掻き立てます。
いつまでもこの可愛い子を見守っていたくなりますよね…。
あのクライマックスあたりでの涙目ももうほんと。目が真っ赤で、あの表情も、演技上手いなあ、と思いながら、「頼むからピーターを傷つけないで…」となります。
あとゼンデイヤちゃん最高ありがとう。
あの素っ気なさと不器用さがたまらない。可愛い。
さて今回の大物、ジェイク・ギレンホール。
ずーっとネット上で悪役だと疑われていてウケました。
私も疑ってた。だってジェイク・ギレンホールだもの。
そして案の定。
期待を裏切らないジェイク。
予告で期待していた通りのカッコよさと、ジェイク・ギレンホールという役者に期待する悪役っぷりが一気に堪能出来て、とても得した感覚です。
と思って観ていた後半。
本当に世間の期待を裏切りませんな!!
かっこいい頼れる大人感を出しまくる素敵さと、正体が明らかになってからのゲスっぷり。
素敵です!!
しかし!!!
オマケ映像第1弾!!!
あの展開は許しがたい…。
あの可愛くてピュアなピーターを突き落とさないで!!!ほっといてあげて!!!
もう大多数の人が親のような気持ちでピーターを見ていると思います。私もです。
しかし今回の全体の物語でもある、いわば「フェイク映像」。
あのオマケ映像も、あれを観て世間はあっさりベックのことを信じ、スパイダーマンを悪扱いするのだろうし、「巧妙な作られた映像の怖さ」を急にあのオマケ映像で実感して、正直かなりゾッとしました。
スパイダーマンには皆も助けられてきたのに、あのベックの映像を見て、どれだけの人が手のひら返しをするのだろう。
人は見たものしか信じない、もしくは見たものならあっさり信じる。
それが虚構かどうかの判断はどうなってる??
今回はまず、前作から引き続く青春ものとしての側面に加え、ピーターの成長ものとしての要素が大きかったです。
なんせエンドゲームでヒーローたち、ピーターにとってはとりわけ「トニー・スターク」を喪ったあとの世界。
トニーのいない世界で、ピーターはスパイダーマンとしてどう生きるのか。
トニーという尊敬する人の死を乗り越え、「親愛なる隣人」だったスパイダーマンが、「真のヒーロー」へと成長していく。これから偉大になるだろうと思わせる、そんな青年の物語。
そういえばホームカミングとかアベンジャーズではあまり感じなかった、ピーター・パーカーの賢さ。頭の良さ知能の高さが今回はさりげなく、でもバッチリ描かれていて、そこもとても良かった。
ところで、ハッピーの存在がすごく嬉しいですね!!!
あと映像がすごい!!今回は「映像」は物語のキーでもあるし、アクションも良いし、かなり見入ってしまいました。
映像の怖さ。
映画でこれをやるのかー。
言っちゃえば映画自体が「フェイク映像」ですからね。
でも本当にあの落とし方はぞっとした。
今のこの世界、虚構と真実を見分ける力を養わないといけないな、と切に思いました…。
次にスパイダーマンが登場した時、一体彼は世間からどういう扱いを受けているのか。
観るのが怖い気もするけど、それでも観るのが待ち遠しいです。
はやく観たい!!!
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やっぱりね、ジェイクはこうじゃないとね…!