すきなくらし

映画、ドラマ、小説、舞台等の感想記録と、たまに雑記

『CHESS THE MUSICAL』in 大阪!出演者の圧巻のパフォーマンスにねじ伏せられる

サマンサ・バークスの出演が発表された時点で、即決でチケット取りました。
サマンサの生歌が日本で聴ける機会がくるなんて、しかも大阪に来るなんて、行くしかない。

というかラミンとサマンサ主演ミュージカルを日本で観れるなんて、どんな奇跡でしょうか……。


さくっと感想メモ残しときます。



内容について

ストーリーは、あらすじ読んだ時点で好みじゃなさそうって思ってました。
で、好みじゃなかった笑
私の豊かな感性(自分で言ってくスタイル)どこいった??ってくらい、ほぼほぼ内容には心動かされなかったよ……。
要はチェスそのものと、チェスの駒に例えるような人間模様を描き、更に社会情勢を絡めた作品なんだけど……。うーんあんまり。
まあ字幕読むのが大変だったのもあるかな。私がもっと英語ができるか、そもそもこのチェスという作品を知っていたら、感想はまた違ったかもしれません。かも。


演出について

セットが階段のみで固定のせいか、映像をふんだんに使った演出。で、まーこれが好きじゃないんだわ……。
役者の歌と演技で魅せられたいとこを、映像で全て表してしまってるように感じて、私の好みに合わず。
ただアンサンブルや照明の使い方は好きかな。アンサンブルのダンスめちゃめちゃカッコ良かったし、照明も。
でも照明は、演劇というよりライブ感あったけど。


音楽について

ABBAの楽曲。
ABBAに関しては特に好きとか嫌いとかないんだけど、まあ普通かな……。こちらも好みには合わなかったかなと言える。
嫌いではないんだけど、好きではない笑
何曲か印象には残ってますが。


キャストについて

ここまでの感想がネガティブ気味なものばかりなのに、観劇後の満足度が高いのは、キャスト陣のおかげです。
あらゆる不満をパフォーマンスで吹っ飛ばしてきた。力技。圧倒的。
特にイギリス勢3人は、もう鳥肌立ちまくりよ……。

第一幕終わって客席が明るくなった途端に、周囲から「凄い…」「凄い…」「凄い…」ってざわめきが聞こえてきたのが面白かった。
私は一人だから声には出さなかったけど、私も「凄い…」って心の中で呟いた。


もう日本に半分住んでるんじゃね?なラミン。
彼は好きですが、特に追っかけてるわけでもないのに、けっこうな頻度で生歌聴けてる気がします。
というわけで私はラミンは昨年秋のJCSぶり!
もうね、凄いのは分かってるので。
でも今回はまた物凄いなって思った……。大迫力の歌声。 でもこの役は好きじゃないな私!笑


御目当てのサマンサ!
彼女を日本で観れる、聴けるなんてこと、想像したことなかったので、キャスト発表された時にはあまりの驚きで叫んだ。

映像のうん倍も素晴らしい声でした……。
レミゼでもね、25thから映画でけっこう歌声変わってましたので、時が経って更に上手くなったというのはあると思いますが。
でも今回の公開稽古の歌、テレビやネットで聞いてたけど。まあ生歌の凄さよ……!
深みがあって芯が通っていて、優しく強い歌声。好きすぎる。
強さもあるけど柔らかさも出せるのが最高。
聴き惚れた。

そして可愛い。カテコとかニコニコしててめっちゃ可愛い。


全然知らなかったルーク。
やられました、私。
始まって歌い出した時から、割と好きかなーと思ったんだけど、ソロ曲に圧倒されてしまった……。
あの高音の伸びやかさ。すごく気持ち良い。 ザ・青年!な若さや青さ、とても好き。
何か出演作のCDとかありませんか……?もっと聴いてみたいなーでもやっぱり生がいいんだろうなー。 キャラクターとしては、彼の演じるフレディが一番好きというか、心に触れるものがありました。


そして、シュガーさんこと佐藤隆紀さん始めとする日本キャスト陣も素晴らしかった!
というかアンサンブル好き!上手い!カッコいい!!
ちなみにびびちゃんこと綿引さやかさんいるなー楽しみだなーと思ってたのに、見分けられませんでした(笑)(そんな余裕なかったとも言える)




というわけで、作品自体は好きじゃないのに、その割に異常な満足度を得られた観劇体験でした。
キャストの皆様に感謝です。
CD欲しいわ……。とりあえず、観劇までは!とお預けにしていたダイジェスト動画を観て浸ります。


ミュージカル『CHESS』舞台映像ダイジェスト版

あと彼らを呼んでくださった梅芸さんありがとうございます……!(またウィーンミュージカルもお願いします)
サマンサとルークも、ラミン並に日本に来てください!今回が良き滞在となりますように!

これからまだ東京公演もありますが、期待を遥かに上回るパフォーマンス、観られる方は堪能してください!